6月10-12日
バルカン半島の周遊はとても楽しく
もっと長居したくなりましたが、
諸般の事情で
6月中に欧州を一旦抜けたいので
(また後ほど欧州には戻ってきます。)
西へ進みます。
飛行機でまずスイスのジュネーブ空港に到着しました。
といっても目的地はジュネーブではありません。
スイスは学生の時に時間をかけて周遊したので
今回の旅ではパス。
スイスとフランスの国境に位置しており、
ここからフランスのシャモニーという街に向かいました。
シャモニーの街の正式名称は
「シャモニー・モン・ブラン」
であり、
標高4810mの名峰モンブランをはじめとした
アルプスの山々を望める山岳リゾート地です。
過去にスイスを周遊した際、
マッターホルンやアイガー・メンヒ・ユングフラウの山連峰の絶景に圧倒され
モンブランもいつか行きたいとずっと思っていたので
ついに念願が叶いました!
それではシャモニーを訪れた際の様子を紹介していきます。
シャモニーにはアルプス山脈を眺められるポイントがいくつかありますが、
最も人気なのが
「エギーユ・デュ・ミディ展望台」
ロープウェイで標高3842mの展望台まで登ることができます。
混雑を避けるべく
朝一にロープウェイ乗り場に行きましたが、
この時はまだ雲が多く
天気が不安定とのことで運行見合せ中。
10時半にまた来るように言われたので
それまで街をぶらぶらすることに。
シャモニーの街は
スイスの山岳リゾート地と比べるとまだ規模は大きく
チェーンのスーパーなんかもあって
食費は意外と抑えることができました。
そうこうしてたら晴れ間が見えてきました。
10時半にロープウェイ乗り場に戻ったら
運行開始されました!
ロープウェイに乗り込みます。
ここで1人の日本人旅行客に会いましたが
前日は天気が悪くロープウェイは1日中運休だったらしい。
初日で乗れて良かった!
ロープウェイはぐんぐん登っていきます。
この高さでもまだロープの支柱が1本も現れません。
スイスのロープウェイすごい。
森林限界を超えると荒々しい景色に変化。
このあたりでやっと支柱が登場。
標高2317mの駅でロープウェイを乗り換え。
ホワイトアウトの中から
次に乗るロープウェイがやって来ました。
ホワイトアウトの中を進むロープウェイ。
一面真白で本当に何も見えず少し怖かったです。
展望台に到着!
ここまで来るともはや雲よりも高いので
周りには青空が広がっています。
気温は0℃前後で風も吹きつけるため
しっかり防寒対策してても結構寒い。
写真では伝わりづらいですが
彼方まで続く山脈と雲海は圧巻でした。
ここからトレッキングしている人たちもいました。
こんなのもあります。
4810mの名峰モンブランには
残念ながら雲がかかっており
しばらく待ったが結局姿を現さず。
まあモンブランは見れなかったけど
どこまでも続くアルプス山脈の絶景だけでも
十分に満足できました。
ロープウェイで下山し、
次はモンタンヴェール登山鉄道に乗って
メール・ド・グラス氷河を見に行きます。
ずっといい景色が続きます。
メール・ド・グラス氷河
あまり氷河感がない(笑)
年々溶けてしまっているらしいです。
メール・ド・グラス氷河では
氷河の中に入ることが出来ます。
まずはゴンドラでいくらか下まで降り、
あとはひたすら階段!
先の方にある洞窟の入り口わかりますか?
結構しんどかったです。
氷河内への入り口に到着。
氷河の中はかなり寒い。
内部は美術館みたいになってます。
氷河の中に入るという体験は
なかなかできないので面白かったです。
ロープウェイや登山鉄道に1日中乗り放題で€67でした。
個別に買うと
エギーユ・デュ・ミディ展望台へのロープウェイが€63
モンタンヴェール鉄道が€33.5
なので、
この2つだけの利用でもモンブランパスの方がお得です。
モンブランパスはオンライン購入も可能ですが
ロープウェイのチケット売り場で買えるので、
天気が怪しい時は後者にする方がいいと思います。
最後に安宿情報。
シャモニーでは
ラ フォリー ドゥース オテル シャモニー
(La Folie Douce Hotels Chamonix)
に宿泊していました。
個室は1泊1万円以上するリゾートホテルなのですが、
数室だけドミトリーがあります。
(ドミトリーの写真は公式HPより)
4人部屋ドミトリーで1泊約4000円でした。
施設自体はリゾートホテルなのでとても清潔です。
中心地にありロープウェイ乗り場や登山鉄道駅までは徒歩圏内、
近くにはスーパーもあるので
ロケーションは抜群。
シャモニーはリゾート地であり
高いホテルばかりでドミトリーはほとんどありませんので
宿泊費を抑えたい方にはオススメです。
エギーユ・デュ・ミディ展望台からの景色は
本当に圧巻だったので
興味を持った方は是非訪れてみてほしいと思います。
6月9日
日帰りで
従来は単に「マケドニア」と呼ばれた国ですが
現在は「北マケドニア」の呼称が一般的です。
バスで約2時間と十分に日帰り圏内。
プリシュティナのバスターミナルからスコピエ行きのバスに乗車。
バスの前方には行き先が記載された看板があるので分かりやすい。
表記はアルバニア語。
スコピエ Skopje は
アルバニア語では Shkup
特にトラブルなく
スコピエのバスターミナルに到着。
バスターミナルから市内中心部へは
市バスもありますが
十分に徒歩圏内なので歩きます。
スコピエの市バスはイギリスみたいな
赤色のダブルデッカー。
スコピエの中心部を流れるヴァルダル川
ヴァルダル川沿いは歩道が整備されており
歩きやすい。
Art Bridge
考古学博物館
ヴァルダル川に掛かる橋は
どれもオシャレです。
北マケドニアの宗教は約70%が
カメン・モスト
カメン・モストは石橋という意味。
パリの凱旋門みたいな
マケドニア門。
西欧みたいな
小洒落たレストランやバーが多い。
これ最近色んなところで見かけます。
北マケドニアには
驚くような絶景があるわけではありませんが、
また違った雰囲気が楽しめて興味深かったです。
バルカン半島の旅は面白い。
6月7-8日
アルバニアの次にやってきたのは
お隣の国コソボ。
多くがイスラム教徒であるアルバニア人が住む地域であったため、
セルビア人とは宗教的、文化的に相容れないため
次第に独立機運が高まり、
コソボ紛争を経て
2008年に独立しました。
まずは移動情報から。
アルバニアの首都ティラナから
バスで移動しました。
バスはティラナの国際線バスターミナルから出発。
(※国内線バスターミナルとは場所が異なるので注意!)
所要は約4時間で、片道€10。
利用したのはコソボ側のバス会社だったようで
料金はユーロで支払い。
というのもコソボには自国通貨がなく
ユーロが使用されています。
新しい車両で快適な車内。
ティラナで同宿だったインドネシア人と一緒に移動したので
お喋りしてたらあっという間に4時間が過ぎてました。
概ね予定通りにプリシュティナに到着。
プリシュティナのバスターミナルは
市内中心部から2kmほど離れています。
某ガイドブックには載っていませんでしたが
1Aの市内バスで簡単に移動できます。
片道€2。
アルバニアと同じく
コソボのバスも新しくて綺麗。
ここからはプリシュティナの街を紹介。
マザーテレサといえばインドのイメージですが
この機会に知りました。
スカンデルベグ広場
アルバニアのティラナと同じ。
新しい国ということで
NEWBORNのモニュメント
こちらはビル・クリントン通り
と思うかもしれませんが、
コソボの独立にはアメリカを始めとしたNATOの介入が大きく影響しており、
感謝と敬意を込めて当時のアメリカ大統領の名が冠されているわけです。
如何に独立が容易なものでなかったかを
物語っている気がしました。
ちなみにコソボを国家として承認している国は
アメリカや日本を含めて約110ヶ国ありますが、
残りの80ヶ国以上は未承認です。
セルビアは当然のことながら、
セルビアと親密な関係にあるロシアや
国内に民族問題を抱える中国やスペインも
後者に含まれます。
独立したからといって
こちらはマザーテレサ大聖堂
彼女の偉業を称えて建てられた大聖堂だそうです。
これは国立図書館
不思議な外観です。
建築に詳しい人には面白いのかな。
先ほどのマザーテレサ大聖堂の鐘楼からも眺めることができます。
続いてはコソボの食事事情を紹介。
イスラム教徒の多い国なので
ただ戒律は厳しくないのでアルコールは飲めます。
アルバニアと同様に
コソボの人々もとてもフレンドリーで
街を歩いていたらよく話しかけられます 。
写真の彼は満遍の笑顔で
「コソボにようこそ!」
と歓迎してくれました。
あと街中を歩いているのは若者ばかりです
国民の平均年齢はなんと29歳ほどらしい!
国だけでなく国民も若いんですね。
最後に快適だったプリシュティナの安宿情報を紹介。
プリシュティナでは
「プリシュティナ センター ホステル(Prishtina Center Hostel)」
に宿泊しました。
入り口で土足を脱ぐスタイルは
日本人には嬉しいですね。
ドミトリーはカーテン付き。
部屋も共用エリアもとても清潔に保たれており
またスタッフはみなとても親切でした。
6人1部屋のドミトリーに宿泊しましたが
朝食付きで1泊€9(約1100円)。
アルバニアでの宿に続き
コスパ抜群です。
バルカン半島の国々の安宿のレベルは高いですね。
次回の記事ではここプリシュティナから
近郊へ日帰りで出掛けた様子を報告します。
6月5-6日
コーカサス地域の周遊を終え
次に向かった国は
隣り合ってはいません。
アルバニアの首都ティラナ行きの安い航空券を発見したので
こういうルートになりました。
日本人にとってあまり馴染みのないアルバニアの歴史を少し紹介。
これだけでも驚きですが、まだ続きがあります。
鎖国は解除されますが
アルバニア国民には金融に関する十分な知識がなく、
半数以上の国民がネズミ講の被害にあい
その多くが財産を失います。
国民の怒りの矛先はそれをネズミ講を黙認した政府に向き
暴動へと発展し、事実上の国家破綻に至りました。
(アルバニア暴動)
これだけ聞くと怖いイメージを持つかもしれませんが
現在は問題なく観光できる安全な国になっていますので
ご安心を。
ユニークな歴史を持つアルバニアの様子を
紹介していきます。
ティラナ空港から市内へのバス。
綺麗なバスで先進国と変わらないなという第一印象。
運転手もとても親切でした。
首都ティラナの中心部、スカンデルベグ広場
たまたま民族舞踊(?)がやってました。
スカンデルベグ広場周辺もとても良い雰囲気。
市内は歩道が整備されていて街歩きしやすい。
カッコイイ信号機もあります。
国立歴史博物館
壁画が特徴的です。
ティラナのピラミッドとも言われるこの建物は
かつての独裁者ホッジャの記念館だったらしい。
今ではただの廃墟。
古本は青空のもと売るスタイル
どこの街にもあるやつ。ティラナにもありました。
世界遺産の街ベラトまで
ティラナから日帰りで行けます。
ベラトまではバスで片道2時間ほど。400レク(約400円)
意外と快適なバスでした。
ベラトのバスターミナルに到着
ベラトは小さな街です。
千の窓を持つと言われるベラトの街並み!
本当に窓が多い。
緑との調和もいい雰囲気。
ベラトは小さな街なので
日帰りで十分楽しめました。
アルバニアで驚いたことは
人々がとても親切でフレンドリーだったこと!
毎日通ったケバブ屋の店員たち。
因みに150レク(約150円)で巨大なケバブが食べられます。
尋ねてないのに降りるバス停を心配してくれる
親切なアルバニア人。
街を歩いていると
みんな気さくに話しかけてくれます。
アルバニア語で(笑)
街中には男性が多い印象でした。
最後にティラナの安宿情報。
ティラナに新しいホステルがオープンしており
非常に快適だったので載せておきます。
ソンブラホステル(SOMBRA HOSTEL)という宿です。
スカンデルベグ広場から徒歩5分ほどと
絶好のロケーション。
清潔なドミトリー。
共用エリアも整っています。
洗濯機が使えるのも嬉しい。
スタッフもとても親切だし
快適に過ごせました。
これでドミトリー1泊が約1000円、
しかも朝食付き。
コスパ抜群でした!
唯一の難点は
まだ看板が完成していないらしく
入り口が分かりづらいこと(笑)
ホテル予約サイトに掲載されている地図で近くまで来たら、
写真のような緑の扉が入り口です。
どこか不気味なイメージが漂うアルバニアでしたが、
実際には親切な人が多く、
また治安に関しては不安に感じることは一度もありませんでした。
物価も安く
とても旅しやすい国でした。
次の国も楽しみです。
6月3-4日
もう1つの南コーカサスの国、
まずは移動情報から。
①寝台列車、②マルシュルートカ(乗合バス)
の2つがあります。
寝台列車に乗ろうと考えていたけど、
この時期は隔日運航で自分の乗りたい日には電車はなかったので
今回はマルシュルートカを利用しました。
領土問題(ナゴルノカラバフ問題)で対立しており
国交がありません。
従ってコーカサス3国は今回のように
の順に周遊する必要があります。
(※逆ルートはあまり芳しくないとされています。)
トビリシ中央駅の前から
エレバン行きのマルシュルートカに乗れます。
運転手が客引きしてくるのでエレバン行きはすぐに見つかります。
エレバンはロシア語ではEPEBAHらしい。
マルシュルートカは人数が集まれば出発するシステム。
料金は35ラリ(約1300円)。
30分くらい待つと満席になり出発。
国境での入国審査ですが
途中のサービスエリアみたいなところで
30分くらい昼食休憩をとってくれました。
所要約6時間でエレバンに到着。
隣の席だったトビリシ在住の韓国人とロシア人の夫婦。
車内ではお互いの国についての話をしてたら
6時間はあっという間でした。
ここからはエレバン市内の見どころを紹介。
共和国広場と時計台
アルメニアでよくとれるトゥフという岩石が使用されているため
どこか珍しい色調です。
この岩石を使った建物内は夏は涼しく冬は暖かいらしい。
エレバンで最も賑やかなNorthern Avenue
エレバンは世界で最も古い街の1つで
2800年以上の歴史があります。
カスケード
階段もしくはエスカレーターで上の広場まで登れば
エレバン市内を一望できます。
アルメニア人虐殺博物館
19世紀末から20世紀初頭にかけて
オスマントルコ帝国の少数民族であったアルメニア人が虐殺されたとされており
それに関する資料が展示されています。
(トルコ政府はそのような事実はないと否定しています。)
ルワンダのgenocide memorialもそうでしたが
色々と考えさせられます。
こちらはアルメニア歴史博物館
夜になると、
音楽に合わせた噴水ショーが
無料で見られます。
「SAKURADA(櫻田)」というお店です。
店主の櫻田さん。
気さくな人柄の素敵な方でした。
親子丼!
めちゃくちゃ美味しかった!
メニューは他にも沢山あるし
お値段も良心的なのでオススメのお店です!
最後にエレバンの安宿情報。
今回宿泊したのは
WELCOME FRIENDS HOSTEL
(ウェルカム フレンズ ホステル)
入り口はなんだか廃れて見えますが、
ホステル内はとても清潔。
ドミトリーのベッドにカーテンがあるのは嬉しいですね。
市内中心部にありロケーションは抜群。
朝食ではアルメニア料理が食べられます。
薄味のそば飯みたいな料理が意外とクセになりました。
朝食込みでドミトリー1泊が
2250ドラム(約500円)でした。
(時期によって変動するかもしれません。)
コスパ抜群!
宿で知り合ったWangさん。
クアラルンプール在住の中国人で
職業はMRさんでした。
整形外科でよくお世話になる
Sから始まる社名をこんなところで聞くとは(笑)
彼の2歳の子供がとても人懐っこくて
ホステル内でアイドル的存在になってました。
最終日に空港まで送ってくれました。
これで南コーカサス3国の周遊は終了です。
どの国もそれぞれ異なる魅力があり、
本当に楽しかった!
短期旅行では難しいかもしれませんが、
機会があればぜひ訪れてみてください!
5月31日-6月2日
次に訪れたのは
(以前はグルジアとも表記されましたが、現在ではジョージアとする方が一般的です。)
この国名を聞いてまず初めに
カラーゼを思い浮かべたあなたは
僕と同じサッカー馬鹿です(笑)
まずは移動情報。
アゼルバイジャンの首都バクーから
寝台列車で移動しました。
バクー中央駅を出発前の様子。
列車は26両編成で、先頭車輌が見えません。
バクー中央駅を20:40に出発し、
トビリシ中央駅に翌8:55に到着予定。
1等と2等はコンパートメントタイプの寝台車で、
(3等はコンパートメントではない開放寝台)
1等は2名1室で60マナト(約3800円)
2等は4名1室で35マナト(約2200円)
およそ12時間の鉄道の旅なので
快適性を求めて前者を選択。
マナーの良いイギリス人と同室だったので
しっかり眠れました。
国境でのパスポートチェックに時間がかかったようで
予定より2時間遅れてトビリシ中央駅に到着。
延着はしたものの車内は清潔だし
快適な移動でした。
首都トビリシは思った以上に発展していました。
街は綺麗で、歩道は整備されており、
地下鉄も通っています。
ただトビリシ市内はあまり見所はありません。
ジョージアで最も人気のある観光地は
トビリシから北に約150km離れたカズベキ。
カズベキはロシア国境に近い山間部にある村。
カズベキ自体も美しい場所ですが、
そこに至るまでのジョージア軍用道路も美しい景色が続きます。
カズベキへはマルシュルートカという乗合バスで行くのが一般的ですが、
今回は旅先で出会った日本人2人と共に
レンタカーで日帰りしてきました。
レンタカー代は1日で30USD。
日本車は安心感がありますね。
あとはずっと1本道。
山頂が冠雪しているエリアを目指します。
ジョージアとロシアの国境付近は4000mを超える山々が連なっており、
カズベキ山の山頂は5047mもあります。
(山頂に行くわけではないので特別な装備は不要です。)
レンタカーにしたメリットは
途中の見所に自由に時間をかけられること。
湖畔に建つアナヌリ教会
色の違う2つの川が合流する場所
旧ソ連時代の壁画がある展望台
ここまで来ると結構標高が高くなっていて
涼しくて気持ちいい!
トビリシ市内の気温はこの時期で既に35℃前後でしたからね。
パラグライダーも楽しめるようです。
宿で知り合い仲良くなったドゥーさん
意外と繋がりのある事が判明し、
世の中の狭さを感じました。
ロシア語ペラペラのリク。通訳ありがとう!
所々立ち寄りながら、最終目的地の
ツミンダサメバ教会に到着。
天国に一番近い教会と呼ばれることもあります。
そういった表現はあまり好きではありませんが、
周囲の山々を含めた景色自体はとても美しく
ずっと眺めていられそうでした。
カズベキも、そこまでのジョージア軍用道路も、
絶景の連続で最高でした!
そして移動方法をマルシュルートカではなレンタカーにしたのは
好きな所に好きな時間を避けるので正解でした。
過去にレンタカーで行ったという旅行記は見かけませんでしたが
複数人で行くなら検討する価値はあると思います。
最後にジョージアのグルメを紹介します。
ジョージア料理は安くて美味しいということで
バックパッカーの間では有名になっています。
ヒンカリというジョージア風の餃子。
中は具と肉汁がぎっしり入っていてとても美味しい!
餃子というより小籠包に近い。
鶏肉を大量のニンニクと共に煮込んだ
シュクメルリ!
絶品です!
ニンニク臭が心配ですが
ジョージアで食べればみんな食べてるので大丈夫です(笑)
ここでは紹介しきれませんが
ジョージア料理は他にも美味しいものばかりです!
あとジョージアはワイン生産も盛んで、
安くて美味しいと評判です。
1番下の大きいボトルは5Lで15.8ラリ(約600円)
すっかり気に入りました。
またいつか再訪したいですね。
5月27-30日
イスタンブールでのトランジットついでの滞在を終え、
次に訪れた国は
国旗と同様に場所もすぐに思い浮かぶ人は少ないですよね。
アゼルバイジャンはこのような場所に位置しています。
南コーカサス3国と呼ばれることもあります。
今回訪れたのはアゼルバイジャンの首都バクー
東端のカスピ海に面した都市です。
バクーには4日間滞在していました。
まずは旧市街を紹介。
旧市街は一応、世界遺産に登録されているようですが、
個人的にはそんなに見応えはなかったです。
バクーは大規模な油田(バクー油田)を持ち
「第2のドバイ」と呼ばれるほど
オイルマネーによる急激な発展を続けています。
因みにその石油のパイプラインの建設には
日本企業も関わっているようです。
カスピ海に面した海岸公園
アゼルバイジャンは火の国とも呼ばれます。
その火をモチーフにした高層建築フレイムタワー
新市街はモダンな街並み。
綺麗に整備された公園も沢山あります。
続いてヘイダル・アリエフ・センターへ。
東京オリンピックに向けた新国立競技場のデザインで話題になった
ザハ・ハディド氏の建築物です。
建築やデザインに詳しい人には面白い場所でしょうね。
さて、このコーカサス地域には
本来なら秋に訪れる予定でした。
なぜ5月に来ているかというと、、
UEFAヨーロッパリーグの決勝戦を観戦するため!
UEFA公式サイトから申し込める抽選で幸運にも当選しました。
(バクー開催ということで例年より倍率は低かったようです。)
申し込み時点では対戦カードは分かりませんが
プレミアリーグのチーム同士となりました。
街中お祭り騒ぎ。
宿泊したホステルには同じように試合を観に来た人ばかりでした。
同室だったエクアドル人と中国人と一緒にスタジアムへ。
会場はバクー・オリンピックスタジアム
試合は4-1でチェルシーが勝利。
アザールのプレーは別次元でした。
アゼルバイジャンはトルコから派生した国なので
食事は基本的にはトルコ料理と似通っています。
ラフマジュンという薄焼きピザ
トルコ料理ですがアゼルバイジャンでも良く食べられているようです。
名前忘れたけど、鶏肉とジャガイモとキノコのアゼルバイジャン料理。
めちゃくちゃ美味しかった。
パンが無料なのもトルコと同じ。
アジア文化の影響を感じられます。
最後に
この国で最も印象的だったこと、
それは
アゼルバイジャン人の
親日っぷり!
親日国であるという事前情報は得ていたものの、
いくらか懐疑的でした。
しかし実際に来てみると
日本のことを好きな人が本当に多い!
SIMカードを買っただけなのに
こっちが日本人と分かると
店員みんなに大歓迎されました。
街を歩いているてもしばしば声をかけられ、
日本人だとわかるととても喜んでくれます。
麻雀みたいなのをしていたおじさんたち。
一緒にやらないかとまで言ってくれます(笑)
そして大人以上に、子供達から声をかけられます。
珍しい外国人として嘲笑されるのではなく、
まるでアイドルにでもなったかのような歓迎をあちこちで受けます。
この子達ほぼ全員とセルフィー撮らされました(笑)
世界一の親日国とも言われることもあるようですが
強ち間違いではないように思います。
親日である理由としては、
・親日国トルコから派生した国であること
・前述した石油のパイプラインを始め、国の発展に日本が貢献していること
などが言われています。
実際にこれらが
どこまでが真実なのかは定かではありませんが、
こんなに日本を好意的に思ってくれることは
喜ばしいですね。
まさに今の気持ちは
こんな感じです!
多くの方にとっては
これまで旅行先の候補に挙がることもなければ
その存在さえ知らなかったかもしれませんが、
本当に魅力的な国なので
ぜひ一度訪れてみて下さい!