7月2-3日
プラヤ・デル・カルメンから
カンクンに一旦戻り、
次に向かったのは
キューバ!
1年間の旅のルートを決めるにあたって
未だに社会主義制の続くこの島国は
絶対に外せない1つでした。
メキシコのカンクンから
飛行機でわずか1時間の距離。
この区間は
就航しており格安で移動できます。
さて、キューバへ入国するには
①ツーリストカード
②英文での海外旅行保険証書
(※アメリカ系保険会社のものは不可)
③キューバ出国の航空券
を予め準備する必要があります。
①のツーリストカードとは
分かりやすく言うとビザみたいなものです。
日本にいる間にキューバ大使館に
申請して取得することもできますが
手続きがかなり面倒です。
しかしこれ、
カンクン空港では簡単に入手可能です。
写真のようにチェックインの列に並ぶ前に
係員からツーリストカードを購入できます。
現金払いのみで
400ペソまたは25USドルでした。
こうしてツーリストカードを入手。
もちろん英文での海外旅行保険証書と
出国の航空券も事前に準備。
万全の状態でハバナ空港に到着しましたが、
結果的に入国審査では
ツーリストカードを提出しただけで
海外旅行保険証書と出国の航空券の提示は
要求されず。
少し拍子抜けでしたが無事に入国。
他国と同様に
空港でまずは現地通貨を入手しますが、
キューバには2種類の通貨があります!
キューバ人が使用するのは
ペソクバーノ(CUP)
(1CUP=約4円)
外国人が使用するのは
兌換ペソ(CUC)
(1CUC=1USドル )
観光客は基本的には全て兌換ペソ(CUC)へ
全て両替して問題ありません。
因みに
手数料はレートに含まれていますが
キューバ国内ではUSドルの両替は
追加でさらに10%の手数料が発生します。
アメリカと激しく対立していた
名残りが感じられますね。
メキシコからキューバへ行く場合は
メキシコペソを余らせて持っていくことを
おすすめします。
次に空港から市内への移動ですが
選択肢は2つ。
①タクシー (約30分)
⇨ 約2500-3000円(交渉次第)
②徒歩(約40分)+ローカルバス(約60分)
⇨ 0.4ペソクバーノ(CUP)= 約2円!
ローカルバス安すぎやろ(笑)
早朝のフライトで到着し
時間は十分にあったので
ここでは②を選択。
空港沿いのこんな道をひたすら歩きます。
この時期のキューバの最高気温は38度前後。
湿度も高く日射しも強いので結構過酷でした。
汗だくになりながら約40分歩いて
バス停に到着。
ここからP12番バスに乗れば
ハバナ中心部に行けます。
運賃は兌換ペソ(CUC)では払えないので
この方法で移動するなら
空港で少しだけ
ペソクバーノ(CUP)にも両替しておきましょう。
ここからはハバナの街を紹介。
このピカピカのは観光客用のレンタカーで
客引きが積極的に声をかけてきます。
一方でキューバ人は
本物のクラシックカーに乗っています。
故障したのかな。
最も賑うオビスポ通り。
キューバは近年観光業に力を入れていて
想像以上に観光客が多かったです。
ただオビスポ通り以外はこんな感じ。
一見怖い雰囲気ですが
治安は特に問題ありませんでした。
有名な革命広場
革命家でもあり医者でもあった
チェ・ゲバラの肖像
こちらはカミーロの肖像
キューバではインターネットが規制されており
自由に使えないため、
Wi-Fiがある特定の公園に人が集まります。
Wi-Fiカードというのを購入すれば
接続可能で1時間100円程度です。
公園でバスケットボールをしていた若者
ハバナには観光客向けのレストランが
今やたくさんありますが
いつもローカル食堂に行ってました。
英語が通じないので適当にオーダーして
出てきたハムカツバーガー(約40円)
お味は、、、想像にお任せします。
キューバのピザは生地が厚めで
ふわっとしてます。
意外と美味しかった。
ローカル食堂でも大抵は
外国人用の兌換ペソ(CUC)で
支払い可能でした。
ただしお釣りはペソクバーノ(CUP)で
返ってくる場合があります。
食堂で出会ったキューバマダム
写真を撮っていいか尋ねたら
ポーズまできめてくれました。
最後にハバナの安宿情報。
キューバにはホステルというものはなく
バックパッカーはカサという民泊に泊まるのが
一般的です。
今回は日本人に人気のカサの1つ
「シオマラさんの家」に宿泊。
ドミトリー1泊10CUC(約1100円)
施設はいつも清潔に保たれており
快適でした。
スタッフの人たちは英語を話せないけど
とても親切です。
知っているスペイン語の単語を並べて
なんとかコミュニケーション。
共用エリアには
過去の旅人たちが書き残した
日本語情報ノートがあります。
キューバではインターネットが
自由に使えないので役立ちます。
スマートフォンがなかった時代の旅が
懐かしく感じられます。
段階的に経済の自由化が進んできており、
実際に訪れてみて
社会主義体制は
ほぼ終焉を迎えているように感じました。
土産屋、飲食店、タクシーの客引きは
とても積極的だし
配給された葉巻を観光客に売っている市民も
多く見かけました。
85%以上の国民が賛成票を投じ、
経済の自由化は
さらに加速すると予想されます。
10年前にキューバを訪れていれば
もっと独特の雰囲気を
味わえたのかもしれませんが、
今後はキューバという国が
どう変化していくのかに注目です。