8月26-29日
ロンドンから飛行機に乗り
次に向かったのは、
ベラルーシはロシアの西隣に位置する
いまだ独裁状態が続いており
「ヨーロッパ最後の独裁国家」
「東欧の北朝鮮」
と呼ばれることもあります。
以前は観光客誘致に消極的だったので、
観光するには
トランジットを名目上の理由として
トランジットビザを取得し
入国するのが一般的でした。
しかし2018年7月より
日本を含む74ヶ国の国民を対象に
ビザなしで入国することが可能になりました!
(※いくつか条件があります。)
http://japan.mfa.gov.by/ja/visa/jp/e7ed346465cb4d7a.html
ミンスク国際空港(MSQ)に到着。
ミンスク国際空港から入出国することが
ビザなし入国の条件の1つです。
入国審査では女性審査官に
自分の顔とパスポートの顔写真を
これまでで1番じっくり見比べられました。
しかも5回くらい(笑)
あと海外旅行保険に加入しているかも
問われましたが、
PDFで保存してある英語版の証書を
見せればOKでした。
空港から市内の中央バスターミナルまで
300番のシャトルバスで移動できます。
所要は約1時間。
運賃は片道4ベラルーシ・ルーブル(≒210円)
トランクに荷物を預ける場合は
追加で0.5ベラルーシ・ルーブル(≒26円)
写真のバス乗り場には券売機があり
意外にもクレジットカードが使えました。
ここからは首都ミンスクの
街の様子を紹介。
旧ソ連時代の計画都市なので
道路は広大でひたすら真っ直ぐ。
建物は無機質なものが多い。
ベラルーシを日本語に直訳すると
「白ロシア」
地理的にも民族的にもロシアに近く、
ロシアの兄弟国家とも言われるほど
親ロシア派の国です。
ただ最近は少しずつ
変わってきているらしいです。
街にはマクドナルドなどの
ファストフード店があります。
インパクト抜群のKFC!(ケンタッキー)
ミスマッチが凄い。
聖霊大聖堂
ベラルーシの宗教は
80%がロシア正教系。
聖シモン・聖エレーナ教会
左側に見えるのは涙島
涙島にあるアフガン出兵慰霊碑
ミンスクには地下鉄が通っています。
運賃は距離に関係なく
0.65ベラルーシ・ルーブル(≒35円)。
切符は写真のような
プラスチックコイン。
なお構内は撮影禁止。
外観がとても特徴的な
ミンスク市内の見どころは
中心部に集中しており
1日あれば徒歩でほとんど見て回れます。
なので次の日は郊外に足を伸ばし
世界遺産のミール城へ。
中央バスターミナルから
マルシュルートカに乗車。
運賃は6.06ベラルーシ・ルーブル
(≒320円)
約1時間30分でミールのバス停に到着。
ここからミール城へは歩いてすぐ。
ベラルーシでは全くと言っていいほど
英語は通じません。
単語ですら理解されないので
帰りのマルシュの時刻を聞くだけで
大変でした。
奥に見えるのがミール城。
ミール城に到着!
可愛らしい外観。
城の内部にも入れて
様々な展示品を見て回れます。
入場料は4ベラルーシ・ルーブル
(≒210円)
城の中の階段は
めちゃくちゃ急勾配。
足腰の悪い人には厳しそう。
城の周囲も歩けて、
そこからの景色も素晴らしい。
正直それほど期待していなかった
ミール城ですが、
思いのほか美しく満足でした。
帰りのマルシュを待っていた時に
話しかけてきたおばあちゃん。
ロシア語なので意思疎通は困難でしたが
多分ミンスク行きのマルシュについて
教えてくれてたんだと思います。
田舎の人はやはり優しいですね。
ベラルーシの食事についても少し紹介。
ジャガイモのパンケーキで、
(甘くはありません)
サワークリームをつけて食べます。
食べ始めは美味しいのですが
徐々に飽きてきます(笑)
スーパーで売られているパンは
1個30-40円くらい。
物価はとても安い。
旧ソ連の雰囲気を色濃く残す
ビザなしの入国を許可して
観光客誘致を始めたばかりの国なので、
言葉の問題を筆頭に
旅行者にはまだまだ不便さはありますが、
逆に言えば変わってしまう前の
今の内の方がおすすめかもしれません。
ミンスク滞在中に唯一お会いした日本人の方
お互い自分以外の日本人に会ったことに驚き
思わずお喋りしました。
しばらくは旧ソ連圏の旅が
続きます。