10月20-21日
モアイを見る以外にやる事がないので
2泊した後は
南米大陸に戻ります。
日本人宿ハレカポネで
一緒に島を巡ったタクミ君に別れの挨拶。
いつか日本での再会を約束した後、
1人空港へ。
次の目的地は
チリの首都サンティアゴ。
往路では経由しただけでしたが
次は市内を観光します。
この旅が始まってから
何本目のフライトだろうか。
いつも通りに空港でチェックインし
搭乗開始を待ちます。
搭乗時刻が近づいてきて
空港内にスペイン語のアナウンス。
内容を理解できなかったが
乗客が皆カウンターに殺到する。
明らかに様子がおかしい。
嫌な予感。
続いて英語のアナウンス。
「本日のフライトはキャンセルです。」
マジかよ‼︎
1年も旅をすればどこかで
フライトのキャンセルに当たるだろうと
思ってはいたけど、
よりによって
こんな離島でそうなるとは(笑)
空港内は大混乱。
キャンセルの理由は
首都サンティアゴで数日前から
起きていたデモの激化。
一部の市民が暴徒化し
事態が収束する目処が立たず、
チリ政府は非常事態宣言だけでなく
戒厳令まで発令。
それに伴い
サンティアゴ発着のフライトが
大幅に制限されることに。
しかも代替のフライトが
いつになるのかも不明とのこと。
もうやる事のないイースター島に
あと何日滞在するんだろうか。
この日は飛行機が飛ばない事が確定したので
日本人宿ハレカポネに戻り
タクミ君と交わしたいつか再会する約束は
かくしてあっさり数時間後に
果たされました(笑)
翌日に飛行機が運行されることを
思いつく限り全ての神々に祈って
眠りにつきます。
翌朝、
サンティアゴ行きの運行が決定‼︎
結果的に1日の遅延で済んで
まだ良かったし、
これもいい思い出と
ポジティブに捉えることにします。
往路と同じく約5時間のフライトで
サンティアゴ国際空港に到着。
空港からはタクシーに乗り
サンティアゴ市内の宿にチェックイン。
タクシーでの道中は遠目にですが
覆面で武器を持ったデモ隊、
彼らが作ったバリケード、
燃やされている車などを
目の当たりにしました。
タクシーの通るルートは安全で
しかもデモの対象は政府であって
タクシーが攻撃されることはないと
聞いてはいても
やっぱり雰囲気は怖かったです。
旅に出てからおよそ半年が経過し
フライトが遅延でなく
キャンセルされたのは
今回が始めてでした。
やはりキャンセルとなると
色々と手続きや予定の調整が
面倒なので
今後はもう起こらないことを
強く願ってこの日は就寝するのでした。