8月30日-9月1日
ベラルーシでの興味深い日々を終え
次に向かったのは、
寝台列車が運行しており
それを利用したかったのですが、
前回の記事でも述べたように
ベラルーシへのビザなし入国の条件の1つに
ミンスク国際空港から入出国することが
あるため、
残念ながら飛行機で移動しました。
キエフ・ボルィースピリ空港(KBP)に到着。
市内へは322番の空港バス(Sky Bus)で
移動できます。
バスは所要60分程でキエフ中央駅に到着。
運賃は100フリヴニャ(≒430円)
ここからはキエフ市内の様子を紹介。
キエフの中心部である独立広場(マイダン)
シェフチェンコ公園
聖ミハイル聖堂
アンドレイ教会
キエフ市内の移動は地下鉄が便利。
ミンスクと同様に
プラスチックコインが切符代わり。
運賃は距離に関係なく8フリヴニャ(≒34円)
2014年のクリミア危機の影響で
大幅に下落しているので、
旅行者にとっては全てが安上がりになります。
レストランでランチを腹一杯食べても
300-400円くらい。
キエフの夜の街並み
見どころはあまり多くありません。
しかし、キエフを拠点に
必ず行きたかった場所があります。
それは、
誰しもがその名前を聞いたことがあると
思いますが、
1986年に史上最悪の原発事故が
起きた町で、
なっています。
原発事故後に住民は退避し
ほぼゴーストタウンとなった
チェルノブイリですが、
(※一部の住民は退避を拒否した。)
現在は放射線量が低下したこともあり
観光客でも訪問できます!
日帰りツアーに参加してきたので
ここからはその様子を紹介します。
チェルノブイリを訪れるには
ツアー参加が必須。
催行する旅行社は沢山ありますが、
大抵はこのようなミニバンに乗り
小グループで行動します。
約135kmの距離。
ここから先が立ち入り制限区域。
セキュリティチェックがあり
パスポート必携です。
最初に立ち寄ったレーダー塔。
レーダー塔を見学した後は
更に中心部へ向かいます。
左奥に見えている銀色の建物が
事故が起きた4号炉。
4号炉の前。
原発事故後に4号炉は石棺と呼ばれる
コンクリートの建造物で封じ込まれ、
現在は更に銀色のシェルターで
石棺ごと覆われています。
言うまでもなくシェルターの中には
入れません。
続いてはゴーストタウンとなった
町を訪問。
原発事故前の人口は10万人以上だったらしい。
スーパーマーケット
幼稚園
遊園地
小学校
競技場
事故前の町の写真と見比べることで
原発事故の悲惨さを一層感じます。
ツアーでは線量計を使って所々で
放射線量を測定するのですが、
事故後30年以上経った今でも
高い線量を示す場所が沢山あります。
福島での原発事故以降、日本でも
原発を巡る議論が多くなされています。
簡単な議題ではありませんが、
一人ひとりが他人事ではなく
どう進むべきかを考える必要があると
思います。
そして
日本から近くはないウクライナですが
もし訪れる機会があれば
是非チェルノブイリにも足を運び
何かを感じて欲しいと思います。
旅行記でした。